片桐麻海がアルペンスキーを始めたきっかけ
片桐麻海
アルペンスキーを始めたきっかけは?
私がスキーを初めて履いたのは、2歳の頃でした。父と母が趣味でスキーをしていたこともあり、初めてのスキーは普通の人に比べて早かったのではないかと感じています。それから月日がたち、5歳になる年に北海道の旭川市に引っ越しをしました。冬になり、自宅から車で5分ほどのところにある小さなスキー場に行ったとき、ゲートトレーニングをしているスキーチームを見つけ、従姉もアルペンスキーを行っていたことから軽い気持ちでゲートトレーニング体験をしてみることになりました。その体験を経て、「自分がどう思ったのか」という記憶は残っていませんが、2歳上の姉もそのチームに入ることになったため、私も釣られるようにして同じチームに入ることになりました。これが、アルペンスキーを始めたきっかけです。
そのチームには2年間所属したのですが、初めはリフトにも乗せてもらえず(ひとり用リフトだったため)、スキーを履いたまま足で山を上り、短い距離を滑走していました。周りのお兄さん、お姉さん方は楽なリフトに乗り、自分よりも長い距離を滑っていました。そのことを羨ましく思った私は、毎度スキー場で駄々をこねて泣いていたそうです。(笑)土日になると大きなスキー場で練習ができるため、両親と一緒にリフトへ乗り、そこそこな急斜面を直滑降で下っていたそうです。スキーを始めた当初から、スピードに対する抵抗がない子供だったと多くの人に言われることがあります。そして、ゲートトレーニングが慣れてきた頃には地方の大会にも出場しました。初めての大会は転倒をして途中棄権で終わってしまいましたが、6歳になる頃には地方の大会でも優勝するようになっていました。その優勝する感覚が好きで今までスキーを続けてきたのかもしれません。
アルペンスキーヤーの片桐麻海さんのその後のSTORYも楽しみにしていてください。‐編集長